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京都学園大学人文学部歴史文化学科民俗学コース
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○神話というとみんなはギリシア神話を思い出すのじゃないかな。
●壮大で体系的。今のヨーロッパ連合(EU)だって、自分たちはギリシア・ローマの子孫だという誇りで集まってるようなもんだからね。アイルランド(ケルト)は別だが。
○それに比べると「生きている神話」の少数民族の神話はお粗末で断片的なような気がするんだけど。
●ところが、レヴィ=ストロースという文化人類学者が、神話を構造分析してみたら、ギリシア神話と南米アマゾンの少数民族神話がまったく同じ構造をもっていることがわかったんだ。神話分析というのは難解で抽象的な作業なんだけど。
○有名な神話論理というやつか。道具立てはギリシアの自然と南米アマゾンじゃずいぶん違うような気がするんだけどね。ギリシアにはジャガーやアルマジロはいないからなあ。それでも欧米世界の優越感をペシャンコにしたんだ。
●「生きている神話」は生きている人間まで規制する、ちょうど我々の世界の法律にも通じる存在だ。でもね、それを不自由と笑う我々だって神話論理から自由かどうかはわかったもんじゃないね。
○神話を学ぶことで、我々の世界で通用している論理の単一さ、うすっぺらさに気が付けるわけなんだ。でも、ギリシア神話、占星術なんかを学びたい人は多いでしょ。
●だったら、図像解釈学(iconology)がいいね。英語だけじゃなくギリシア語やラテン語が要るという障壁は別として、他への応用範囲も広いよ。本学でも日本文化史で洛中洛外図を解読するというのは、図像解釈学の応用なんだ。

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歴史民俗学専攻の活動の模様をお伝えします。
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