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京都学園大学人文学部歴史文化学科民俗学コース
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Question
読後レポートの課題について質問があったので連絡させていただきました。
今、レポートを行っているのですが
いまいち自分の中で読後レポートの意味が把握できないでいます。
本は読んでみたのですが、(絵巻物に見る日本庶民生活誌)
先生が提示した「読後レポートはその本から何を読み取ったか書く」
というのはたとえば、
本の中に「昔の人は裸で過ごしていた」と書かれていたとして、
じゃあなぜ裸で過ごしていたのかという理由は書かれていなかったとします。
それについて自分の思った事を書く、(なぜ昔の人は服を着なかったのか など)
これは読後レポートになるのでしょうか?
感想を書いてはいけないと書いてあるので、自分の主観的な考察も書いてはいけないと言う事ですか?
例えば、服を着ない理由を自分が知っていたとしたらそれをこのレポートに書いたりするのはレポートの議題に沿っているのでしょうか?
お忙しいのは重々承知ですが、
具体的に何を書いたらいいのかよくわからないので、ご指導よろしくお願いします!!

Answer
ご質問ありがとうございます。
おもしろい例えなのでそのまま使わせていただきます。
「昔の人は裸で過ごしていた」という結論を書く場合、どうしてそのようなことがわかったか、その本にはどのような手続きでそれがわかったか、必ず書いてあるはずです。
その手続きこそを取り出して「○○という文献に書いてあった」「××という貴族が見たことを日記に書いてあった」等々を挙げて見るべきです。
そこを飛び越して私はこう思うといってみても、あまり客観性がありません。客観性こそが大切なのです。
もちろん自分の感じ方というものは誰でもあり、それが出てしまうのはある意味しかたがないのですが、本の書く結論だけでなく、どのようにしてその結論を述べているかに注目してみて下さい。
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歴民研のコメント欄への書き込みから転写です。

みなさま、お久しぶりです。
幸朋カウンセリングルームの松波です。

このたびは、ファンサイトへの書き込みとトラックバック、ありがとうございました。
「歴史民俗学専攻ブログ」の方ではコメント欄がありませんでしたので、こちらにお邪魔しました。
ファンサイトには、カウンセラーの私自身は書き込まないことにしていますし……

歴民、いろいろなことが形になってきていますね。
うちのほうも、まるでそれと同時進行みたいに、面白い形ができつつあります。
これからも、仲良くしてやってください。

では、また何かの機会に!
〆切直前で血眼になってキーを打っているでしょうが、ラジオでも聞いてリラックス。
こちら
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神話を学びたい人のためのガイド。
こちら
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まあ、みなさん、PODCAST、つまりインターネットラジオをお楽しみください。
こちら
怪人タカハシによれば、丑三つ時に聞けということですが。

○神話というとみんなはギリシア神話を思い出すのじゃないかな。
●壮大で体系的。今のヨーロッパ連合(EU)だって、自分たちはギリシア・ローマの子孫だという誇りで集まってるようなもんだからね。アイルランド(ケルト)は別だが。
○それに比べると「生きている神話」の少数民族の神話はお粗末で断片的なような気がするんだけど。
●ところが、レヴィ=ストロースという文化人類学者が、神話を構造分析してみたら、ギリシア神話と南米アマゾンの少数民族神話がまったく同じ構造をもっていることがわかったんだ。神話分析というのは難解で抽象的な作業なんだけど。
○有名な神話論理というやつか。道具立てはギリシアの自然と南米アマゾンじゃずいぶん違うような気がするんだけどね。ギリシアにはジャガーやアルマジロはいないからなあ。それでも欧米世界の優越感をペシャンコにしたんだ。
●「生きている神話」は生きている人間まで規制する、ちょうど我々の世界の法律にも通じる存在だ。でもね、それを不自由と笑う我々だって神話論理から自由かどうかはわかったもんじゃないね。
○神話を学ぶことで、我々の世界で通用している論理の単一さ、うすっぺらさに気が付けるわけなんだ。でも、ギリシア神話、占星術なんかを学びたい人は多いでしょ。
●だったら、図像解釈学(iconology)がいいね。英語だけじゃなくギリシア語やラテン語が要るという障壁は別として、他への応用範囲も広いよ。本学でも日本文化史で洛中洛外図を解読するというのは、図像解釈学の応用なんだ。

○神話を研究しようとするなら、「生きた」神話、口承としての神話を研究しなければならないんだね?
●文芸としての神話研究は、日本だと江戸時代の本居宣長さんが『古事記伝』でやり尽くしているからね。今じゃ『古事記』の研究のために、中国の奥地の少数民族の所までいかなきゃならなくなってるのさ。
○それは、学問としては文化人類学(Cultural Anthropology)とか、民族学(Ethnology)とか言われるものか。
●いーや、さっき言った通り国文学だって「比較」というやり方では同じようなものだよ。
○ともかく奥地へ飛んで行くのか。
●行ったからって簡単に聞けるわけじゃないよ。神話が生きている地域だと、簡単にそれを歌ったり語ったりはしないからね。歌うぞという儀礼にまず参加して、と段階を踏まないと。
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○神話を扱う学問や科目は多いけど、本学では「口承文芸論」でやってるよね。どうして?
●コトバには声のコトバと文字のコトバがあって、声のコトバの方がずっと古いのは知ってるね。「口承」というのは、声のコトバで受け継がれて来たという意味。神話は語られるか、歌われるか、アフリカのモシ族なんかは太鼓を打って、それがコトバなんだけど、もともと口承なんでした。
○大昔のものなんだね?
●そうともかぎりません。今でも神話が生きている地域もあるからね。
○えー?生きてるの?
●そういう所だと、そこらへんのバケツとおんなじ、実用品だよ。
○げげ!
●日本の神話といわれている『古事記』や『日本書紀』の神話なんかは、文字で書かれた書物だし、しかも国家の成立に関わってるから、ぴんとこないだろうけど、もともと小さなムラ単位でも、口承の神話があって自分たちの歴史やルーツを歌ったり語ったりしていたんだ。
(つづく)


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京都学園大学
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歴史民俗学専攻の活動の模様をお伝えします。
受験生、在学生のご家族の方、関係者の皆様にも楽しんでいただければ幸いです。